引っ越し先でネットが遅い、Wi-Fiの電波が弱い、有線LANが引けない――入居直後にこうした不満を抱える方は少なくありません。本記事では東村山の一原ITシステムが、引っ越し直後にやるべきネット環境チェックを5項目に整理してご紹介します。配線方式の見分け方から、回線契約のタイミング、Wi-Fi電波の届きにくい部屋への対処、賃貸でも壁に穴を開けないMoCA施工までを実務目線でまとめました。
なぜ入居直後はネットが遅いと感じやすいのか
新居に引っ越して「思ったよりネットが遅い」と感じる原因は、回線契約や端末の問題というよりも、物件の配線方式と入居者側の準備不足が組み合わさっているケースがほとんどです。集合住宅であれば、共用部までは光ファイバーが来ていても、各戸まではVDSL(電話線)配線の物件は今も多く、最大速度が頭打ちになります。さらに引っ越しシーズン(3〜4月)は光回線の開通工事予約が混み合い、入居から開通まで1ヶ月以上空くこともあります。
入居直後にやるべき5つのチェック
① 物件の配線方式を確認する(VDSL/LAN/光配線)
マンション・アパートの光回線は、各戸までの引き込み方法によって3タイプに分かれます。
▶ VDSL方式
共用部から各戸までは既存の電話線(メタル線)を流用。最大通信速度100Mbps(ベストエフォート)。実速は配線距離やノイズの影響を受けるため環境により大きく変動します。築年の経過した物件に多く、リモートワークやゲーム用途では物足りなさを感じる速度帯です。
▶ LAN配線方式
共用部から各戸までLANケーブルで引き込み。最大通信速度100Mbps〜1Gbps(物件による)。VDSLより速いが、最新の光配線方式には及ばないケースが多いです。
▶ 光配線方式
共用部から各戸まで光ファイバーで引き込み。最大1Gbps以上で、現在もっとも高速・安定。新築〜築浅の物件に多く採用されています。
配線方式の確認は、管理会社・大家さんに「各戸までの配線方式はVDSLですか、LANですか、光配線ですか」と具体的に聞くのが最短です。物件情報の「インターネット対応」「インターネット完備」表記だけでは方式の判別ができません。
② 回線契約と工事日程の早期確保
光回線の開通は、契約から早くて3週間程度かかります。3〜4月の繁忙期は工事予約が埋まりやすく、入居から1ヶ月以上ネットが使えない状況になることも珍しくありません。入居日が決まった段階で、できれば1〜2ヶ月前から回線契約を進めておくのが安全です。テレワークが必須の方は、開通までの繋ぎとしてホームルーターや大容量プランの携帯回線をテザリングする選択肢も検討してください。
③ ONU・ホームゲートウェイの設置位置
光回線の終端装置(ONU)やホームゲートウェイは、多くの場合玄関近くのMB(マルチメディアボックス)や情報分電盤の中に設置されます。設置位置から離れたリビング・寝室・書斎ではWi-Fi電波が弱くなりやすいため、入居直後に「ONUがどこにあるか」を必ず確認してください。設置位置によって、Wi-Fiルーターを別途リビング近くに置く必要が出てくることがあります。
④ Wi-Fi電波の死角を把握する
家具配置の前に、各部屋でWi-Fiの電波強度を測っておくと、後の改善策が決めやすくなります。スマートフォンの「速度測定アプリ」やWi-Fiアナライザーで、リビング・寝室・浴室・トイレ・ベランダ近くなど、よく使う場所の速度を測ってメモしておきましょう。Wi-Fi中継器とメッシュWi-Fiの違いでも触れているとおり、電波の届きにくい部屋がある場合は、中継器・メッシュWi-Fi・有線LANのいずれかで対処することになります。
⑤ 有線LANが必要な箇所を見極める
テレワークのビデオ会議用PC、オンラインゲームのゲーム機、4K動画配信のテレビ・配信機材は、Wi-Fiよりも有線LANのほうが安定します。これらを置く部屋をリストアップし、ONUから配線可能か検討しましょう。配線できない場合は、テレビ同軸ケーブルを使うMoCA施工を活用すると、賃貸でも壁に穴を開けずに有線LAN化が実現できます。
賃貸でも有線LANを引きたいときの選択肢
賃貸物件で「リビングのONUから書斎のPCまで有線で繋ぎたい」と思っても、廊下や壁を伝うLANケーブルの取り回しに困るケースが多いはずです。次の3つの方法が現実的な選択肢です。
① LANケーブルをモール(配線カバー)で這わせる:もっとも安価。見た目を気にする方には不向き。
② 無線LAN中継器・メッシュWi-Fi:工事不要だが、有線レベルの安定性は得にくい。
③ MoCA施工で同軸ケーブルを活用:テレビ用の同軸ケーブルがある部屋なら、壁に穴を開けずに有線LAN化可能。賃貸でも大家許可不要で導入できます。
MoCAの仕組み・メリットはMoCA(テレビ線LAN)とは?で詳しく解説しています。マンションのネットが遅い原因と改善策もあわせてご覧いただくと、配線方式と速度の関係が整理しやすくなります。
引っ越し時のネット環境改善は一原ITシステムへ
引っ越し先のネット環境は、入居直後の数週間で決まる部分が大きい領域です。配線方式・回線契約・ONU位置・Wi-Fi死角・有線LANの5項目を入居直後に押さえておけば、後の不満は大きく減らせます。東村山の一原ITシステムは、東村山市・所沢市・清瀬市・東久留米市・西東京市・練馬区・新座市・朝霞市の多摩・埼玉南部エリアを中心に、MoCA施工をはじめとする宅内LAN施工を承っています。賃貸物件で「これ以上は自分では難しい」とお感じになったら、お気軽にご相談ください。




