LANケーブルのカテゴリーの違いと選び方|家庭用の正解は?

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LANケーブルを買おうとすると「Cat5e」「Cat6」「Cat6A」「Cat7」「Cat8」と種類が多く、「どれを買えばいいの?」と迷う方は多いです。結論から言えば、一般家庭で使うならCat6AがベストバランスCat6でも十分という場面が大半です。

この記事では、LANケーブルのカテゴリーごとの性能の違いと、用途に合った選び方をわかりやすく解説します。

 

LANケーブルのカテゴリーとは

LANケーブルの「カテゴリー(Cat)」は、ケーブルの通信性能を示す規格です。カテゴリーの数字が大きいほど、対応する最大通信速度と帯域幅(周波数)が上がります。規格はTIA/EIA(米国電気通信工業会)が策定しており、各カテゴリーの性能は以下のとおりです。

 

カテゴリー別の性能比較

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  • Cat5e(カテゴリー5e)

    最大通信速度:1Gbps(1000BASE-T)、対応帯域:100MHz。2001年に策定された規格で、1ギガビットの通信に対応しています。現在でも多くの家庭で使われており、一般的なインターネット利用(Web閲覧、動画視聴、メール等)には十分な性能です。ただし、帯域幅が100MHzと狭いため、ノイズの影響を受けやすく、長距離配線では実効速度が低下しやすいという弱点があります。

  • Cat6(カテゴリー6)

    最大通信速度:1Gbps(55m以内なら10Gbps対応)、対応帯域:250MHz。Cat5eの上位規格で、帯域幅が2.5倍に拡大しています。ケーブル内部にセパレータ(十字介在)が入っている製品が多く、ノイズ耐性がCat5eより高いのが特徴です。55m以内であれば10GBASE-T(10Gbps)にも対応するため、一般家庭の配線距離(通常10〜30m程度)であれば将来的な10ギガ通信にも対応できます。価格もCat5eと大きく変わらないため、現在最もコストパフォーマンスが高いカテゴリーです。

  • Cat6A(カテゴリー6A)

    最大通信速度:10Gbps(10GBASE-T)、対応帯域:500MHz。100mまでの距離で10Gbps通信を保証する規格です。帯域幅がCat6の2倍あり、ノイズ耐性も大幅に向上しています。10ギガ回線(NURO光10G、フレッツ光クロス等)を契約している方や、これから10ギガ回線への乗り換えを検討している方には、Cat6Aを選んでおくと安心です。ケーブルがCat6より太く硬いため、取り回しにはやや工夫が必要です。

  • Cat7・Cat8は家庭に必要?

    Cat7(最大10Gbps、600MHz)およびCat8(最大40Gbps、2000MHz)はデータセンターや企業のサーバールーム向けの規格です。Cat7はSTP(シールド付きツイストペア)ケーブルが前提で、アース処理が必要になるため、一般家庭のUTP(シールドなし)環境では性能を発揮できません。Cat8に至っては最大配線長が30mに制限されており、宅内配線には不向きです。家庭用途でCat7・Cat8を選ぶメリットはほぼありません。

 

結局どれを選べばいい?用途別の推奨

▶ 一般的なネット利用(1ギガ回線)→ Cat6
Web閲覧、動画視聴、テレワークのビデオ会議、オンライン学習など、1ギガ回線での一般的な利用であればCat6で十分です。Cat5eでも通信自体は可能ですが、価格差がほとんどないため、あえてCat5eを選ぶ理由はありません。

▶ 10ギガ回線を契約中/予定あり → Cat6A
NURO光10Gやフレッツ光クロスなどの10ギガ回線を使っている方、またはこれから契約を検討している方はCat6Aを選んでください。せっかく10ギガ回線を引いても、LANケーブルがCat5eだと1Gbpsで頭打ちになってしまいます。

▶ オンラインゲーム・配信 → Cat6以上
ゲームのラグ(遅延)を減らしたい方は、有線LANでCat6以上を使うのが基本です。通信速度よりも安定性(パケットロスの少なさ)が重要なので、Cat6のノイズ耐性があれば十分。配線距離が長い場合はCat6Aの方がより安定します。

▶ 壁の中に配線する(宅内LAN工事)→ Cat6A推奨
壁内やダクト内に配線する場合、後から簡単に交換できないため、将来を見据えてCat6Aを選ぶのが賢明です。10年後のネット環境がどうなっているかを考えると、余裕を持った規格を入れておくほうが後悔しません。
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LANケーブル選びで注意すべきポイント

▶ ケーブルだけ良くてもダメ
LANケーブルをCat6Aにしても、ルーター・ハブ・PCのLANポートが1Gbps対応であれば、通信速度は1Gbpsで頭打ちになります。ケーブルだけでなく、接続機器の対応速度も合わせて確認することが大切です。

▶ 単線とより線の違い
LANケーブルには「単線」と「より線(ストランド)」があります。壁内配線など固定して使う場合は信号品質が高い「単線」、機器間の短い接続に使う場合は取り回しやすい「より線」が適しています。

▶ フラットケーブルの注意点
薄くて扱いやすいフラットケーブルは、ドアの下を通したり壁に沿わせたりするのに便利ですが、ノイズ耐性が丸型ケーブルより劣ります。短距離・一時的な使用には便利ですが、壁内配線には丸型ケーブルを使用してください。

 

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一原ITシステムは、東村山市を拠点に多摩エリア・埼玉県南部で宅内LAN施工を行っています。壁に穴を開けないMoCA施工(テレビ同軸ケーブル利用)やエアコンダクト利用の配線にも対応しているため、賃貸住宅でも大家さんの許可なしで有線LANを導入できます。

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