在宅勤務の通信環境を整える優先順位|まず見直すべき3つ

一原ITシステム

テレワークでZoomやTeamsのビデオ会議が途切れる。ファイルのアップロードに時間がかかる。VPN接続が不安定で仕事にならない――。こうした不満を抱えている方は多いのではないでしょうか。

通信環境を改善しようとすると、ルーターを買い替えたり、Wi-Fi中継器を追加したりと場当たり的な対策に走りがちです。しかし、本当に効果がある見直しには「順番」があります。結論から言うと、「光回線→有線LAN→ルーター」の優先順位で手を入れるのが最も効果的です。

 

ビデオ会議に必要な通信速度はどれくらい?

まず、在宅勤務で使うツールが実際にどれくらいの通信速度を必要としているのかを確認しておきましょう。各サービスの公式が推奨している帯域幅は以下のとおりです。

一原ITシステム
  • Zoomの推奨帯域幅

    1対1のビデオ通話(高品質)では上り・下りともに600kbps以上。グループビデオ通話のHD画質では上り1.8Mbps・下り2.6Mbps、1080p HDでは上り3.0Mbps・下り3.8Mbpsが推奨されています。

  • Microsoft Teamsの推奨帯域幅

    ビデオ会議(複数人)の推奨速度は上り2.5Mbps・下り4.0Mbpsです。帯域幅が不十分な場合は、ビデオ品質よりもオーディオ品質が優先される仕組みになっています。
    数値だけ見ると「そんなに速くなくても大丈夫そう」と感じるかもしれません。しかし、実際の業務ではビデオ会議をしながらファイルをダウンロードしたり、クラウドストレージにアクセスしたりと、複数の通信が同時に走ります。家族がいれば、同じ回線を使って動画視聴やゲームも行われます。そのため、実用的には10Mbps以上を安定して出せる環境が必要です。

 

【優先度1】光回線の契約を見直す

最も効果が大きいのが、インターネット回線そのものの見直しです。ここが遅いと、どれだけルーターやLANケーブルを良くしても根本的な解決にはなりません。

マンションの「VDSL方式」は要注意

マンションの光回線には「光配線方式」と「VDSL方式」があります。VDSL方式は建物の共用部まで光ファイバーが来ていても、各戸までは電話線を使うため、最大速度が100Mbpsに制限されます。さらに、同じ建物の住人と帯域を共有するため、夜間など混雑時は数Mbpsまで落ちることもあります。

可能であれば光配線方式の回線(最大1Gbps〜)への変更を検討してみてください。戸建てであれば、独立した光ファイバーが引き込まれるため、マンションのような帯域共有の問題はありません。

IPv6(IPoE)への切り替え

光回線を使っているのに夜間だけ遅くなる場合は、接続方式がIPv4(PPPoE)のままになっている可能性があります。IPv6(IPoE)に切り替えることで、回線の混雑ポイント(網終端装置)を迂回できるため、混雑時間帯の速度低下が大幅に改善されるケースが多いです。プロバイダに確認すれば無料で切り替えられる場合がほとんどです。

 

【優先度2】有線LANで接続する

回線を整えたら、次に見直すべきはパソコンとルーターの接続方法です。Wi-Fiで接続している方が大半だと思いますが、テレワークの安定性を求めるなら有線LANが圧倒的に有利です。

Wi-Fiが不安定になる理由

Wi-Fiは電波で通信するため、壁や家具などの障害物、電子レンジやBluetoothなど同じ周波数帯を使う機器からの干渉、同時接続する端末数の増加など、さまざまな要因で速度や安定性が低下します。特に2.4GHz帯は電子レンジとの干渉が発生しやすく、ビデオ会議中に映像がカクつく原因になります。

有線LANなら安定して帯域を確保できる

LANケーブルで直接つなげば、電波干渉の心配はなくなります。通信速度も安定し、遅延(ping値)も小さくなるため、ビデオ会議やVPN接続の品質が格段に上がります。大事な会議がある日だけでも有線接続に切り替えるだけで、効果を実感できるはずです。

「ルーターが別の部屋にあるからLANケーブルを引けない」という方は、テレビの同軸ケーブルを利用してLANを引ける「MoCA」という方法もあります。壁に穴を開ける必要がなく、賃貸でも導入可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
宅内LAN施工サービスの詳細

 

【優先度3】ルーターの性能を見直す

回線と接続方法を整えたうえで、最後に見直すのがルーターです。順番を間違えてルーターだけ買い替えても、回線自体が遅ければ効果は限定的です。

こんなルーターは買い替え時

▶ 5年以上前のモデル
古いルーターはWi-Fi規格が旧世代で、最大速度や同時接続台数に限界があります。

▶ IPv6(IPoE)に対応していない
せっかく回線側でIPv6を契約しても、ルーターが対応していなければ恩恵を受けられません。

▶ 同時接続台数がオーバーしている
スマホ、タブレット、PC、スマートスピーカー、テレビ…家庭内のWi-Fi接続台数は年々増えています。ルーターの推奨接続台数を超えていると、全体のパフォーマンスが落ちます。

買い替える場合は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応で、IPv6(IPoE)にも対応したモデルを選んでおけば当面安心です。

 

在宅勤務の通信環境改善は、一原ITシステムにご相談ください

一原ITシステムは、東村山市を拠点に所沢市・清瀬市・東久留米市・西東京市・練馬区など多摩エリア+埼玉県南部で宅内LAN施工をはじめとした通信環境の改善に対応しています。「壁に穴を開けないMoCA施工」なら、賃貸でも大家さんの許可なく有線LANを導入可能です。

「自分の家の場合、何から手をつけるべき?」というご相談も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

TEL:042-313-0993
お問い合わせフォームLINEで相談